ドライヤーを使うと髪は痛むの?
結論から言うと、ドライヤーの熱によって傷むということはありますね。
髪の毛は70~80度の温度が当たり続けるとダメージになるのですが、ドライヤーは当て続けるとすぐに100度を越えてしまうんです。
なので、同じ箇所に当て続けがちだったりする癖があるとどうしても傷みがちになってしまいます。
自然乾燥した方が良いの?
では、自然乾燥させた方が良いのかと、それもまた違います。
髪の毛は濡れている状態だと摩擦によるダメージを受けやすいので、その状態で気づかず寝てしまったりするとその方が髪の毛の傷みにつながってしまうんです。
特に女の方は髪の毛に長さがあって2~3時間では乾きませんし、一見乾いたように思えても内側の方ではまだ水分が残っていたりする場合があるので現実的に難しいですね。
こうなると本末転倒なので、それならドライヤーを使った方がまだ良いという結論になってしまいます。
ドライヤーを使うメリット
ダメージの観点からは髪の毛は乾いている状態のほうが絶対的に良いので、そういう意味では時短で乾かせるドライヤーは欠かせないと思います。
ベリーショートやショートの方なら自然乾燥も不可能ではないと思いますが、結局髪の毛はボサボサになってしまうので後のスタイリングのことを考えるとやはりドライヤーを使って髪の毛のまとまった状態を作った方が良いでしょう。
デメリットは熱によるダメージくらいですが、これは使い方次第で十分カバーできる部分なので女性の方にこそドライヤーはオススメですね。
正しく髪の毛を乾かすドライヤーのポイント
まずお風呂から上がってきたら、すぐドライヤーを使ったりせず必ずクシでブラッシングして髪の毛がこんがらがった状態をほぐしてからの方が良いですね。
最近”洗い流さないトリートメント”というのがありますが、この手の商品にはヒートプロテインという熱から髪の毛を守る成分が含まれていたりするので、そういったものを使ってから乾かすとなお良しです。
乾かすときは、熱が一点に集中しないように手で振るようにした方が良いですね。ワンクリックで冷風が出るタイプのドライヤーを持っている人は、温風冷風切り替えを繰り返すというのもありです。
ブラッシングは毛先から
くしでブラッシングするときに、根本からとかし始めて中間で引っかかったらガッガッと力を入れて解決する人が良くいるのですが、これは絶対NGです。
ブラッシングのときはまず絡まっている毛先を丁寧にほぐしてあげてから、順番に中間、根本という逆の順番で整えてあげるようにしてください。
特にお風呂上がりの濡れているときは、乾いているときよりも絡まりやすいので注意が必要ですね。実際、とかし方はかなり大事だと思います。
ドライヤーは根本から
髪は濡れていると水で膨張している状態になるのですが、このときは乾いているときよりも摩擦の影響を受けやすいんですね。
なので、濡れたまま寝てしまうと枕と髪の毛が擦れてキューティクルがとても傷みます。特に髪の根本は水分が残りやすいのでドライヤーでしっかり乾かしてあげましょう。
ドライヤーの時のコツは、水分が残りやすい根本からまず乾かすようにしてください。根本を乾かしているうちに毛先も自然と乾いてくるので、後は最後に全体的にブローしてあげるイメージですね。
逆に乾きやすい毛先から乾かし始めてしまうと毛先がオーバードライという過乾燥の状態になってしまうので、絶対にやめた方が良いです。
FAQ
髪の毛の広がりが気になる
正しい手順で乾かしても「髪の毛のパサツキを抑えたい」「広がりを抑えたい」という方の場合は、洗い流さないトリートメント(ブローローション)を乾かした後にアフターで付けてしまっても大丈夫ですね。
後はシリコンには髪の毛がしっとりして収まる効果があるので、シリコンが入ったシャンプーやトリートメントを選んであげるのも手ですね。
最後に…
ドライヤーでブローしていると髪の温度は割とすぐに100度を越えてしまうもので、これに気づかず枝毛や切れ毛に悩む方も少なくありません。
たかがドライヤーと思うかもしれませんが、髪の毛のダメージを抑えるメリットはかなり大きいので、ぜひ髪にダメージを与えないブローとブラッシングを習得してみてください。